FTMパパの成長日記

FTM父と子の成長記録。仲間ができたらと開設したので仲良くして下さい!

FTMが父親になる方法は!?

 僕は戸籍変更FTMですが、

戸籍を変えたからと言って生殖機能が備わったのかというと

決して、そういうわけではありません。

生殖機能がないながらも、どうしても子供が欲しく、

妻と一緒に子育てがしたいという思いがあり、

親のエゴになってしまうかもしれませんが、

子供を持つことができました。

 

では、

どうやってFTMが親になることができたのでしょうか。

 

 

ヒトの皮膚細胞から人工的に卵子精子を作り出す実験に

成功したという例はあります。

僕らFTMLGBTのみなさんにとっては、

とても夢のある話ですよね。

しかし、それらを受精させ子供を作る事は、

残念ですが法律で禁止されています。

なので、この方法に夢を抱いて

待ち続けることは時間が惜しい気がします。

 

現実的な方法を挙げていきます。

 

①自分の遺伝子を持った子が欲しい場合

自分の遺伝子という事は、子宮摘出術を行う前に、

自分の卵子を採取し凍結しておく方法があります。

それを、人工的に受精させ奥さんの体に戻すという方法があります。

未受精卵を凍結することは、

技術的にも倫理的にも問題があり

対応できる医療機関はほとんどないようです。

現在は、タイなどでの卵子凍結を進めている業者もあるので、

候補の一つとして挙げるのも悪くはないと思います。

 

②第3者から精子提供を受けて子供を授かる。

第3者というと、いわゆる精子バンクなどから

提供を受けるということです。

俗にいうAID(非配偶者間人工授精)です。

FTMのAIDを受け入れている病院として

有名なのが慶応大学ですが、

そちらも提供者が少なくなっているとのことで、

現在は受け入れはしていないようです。

精子提供者に関しては顔も分からず、

血液型のみ合わせてくれるようです。

 

精子バンクが少ないというなら

自分で見つけ出すしかありません。

今は便利な時代ですので、

ネットで検索をかければ、

すぐにボランティアさんが見つけられるようなサイトが

たくさんあります。

ただ、こうなってくると

個人でのやりとりになるので、

感染症などの心配は拭えません。

そもそも、AIDを行って良い病院は

日本産婦人科学会で認められた少ない医療機関だけですので、

正規の方法ではないわけです。

 

友人は、ネットでボランティアさんを見つけ

1度お会いしたところ

確率が上がるので性交渉の方が良いですよ。

と持ち掛けられたようです。

 

全員がそうとは限りませんが、

そういう人もいるという事です。

 

それとは逆に

前もって病院で精子検査を行い

検査データを持ち面会をする人もいたり

本当に人それぞれのようですね。

 

少なくとも

精子の状況

感染症の有無

・血液型

くらいは知っておく必要があるかと思います。

 

また、子供に兄弟が欲しい場合なども

同じ提供者さんにお願いするのか

それが可能なのかなども

前もって確認し

夫婦でも家族計画を話し合っておく

必要があると思います。

 

③身内から精子提供を受けAIDを行う。

身内から提供を受けることで

少なくとも同じ遺伝子を持った子が

産まれます。

しかし、長い目で見て本当に家族で良いのかを

考えて話し合っていく必要があると思います。

 

兄や弟から提供を受けたとして

提供者が結婚した時にその奥さんに

どう伝えるのか

それを知った奥さんがどんな思いなのか

 

父親であるなら、

母親や親せきがどう思うのか

 

色々ふまえて話し合い納得した上で

行動していかなければ

ゆくゆく、こじれる可能性も出てきます。

 

跡取りがいないから、

産まれた子はうちで育てる!!

みたいなね。

 

ちなみに、我が家は父親から

提供をしていただきました。

両親が離婚していることもあり

母親、母親の親せきなどなど

たくさん話し合いをしました。

 

 

妻が妊娠する方法はいくらでもありますが

肝心の治療をしてくれる病院が本当に少ないんです。

本当の事を電話で相談したとしても

だいたい断られるかと思います。

 

なので、事情は一応話しましたが

1部の看護師さんや医者が知っているだけで

おおかたのスタッフさんは事情を知らせて

いませんでした。

なので、提供してもらった精子

僕のものとして病院へ持ち込み

人工授精をしてもらっていました。

 

他にも妻が妊娠する方法はいくらでもあると

思いますが、夫婦で話し合って、どの方法が

1番良くて、家族みんなが納得できて

産まれてきた子供がみんなに可愛がってもらえるのか

 

しっかり考えていく事が

とても大切になるのではないかと思います。